DATA | |
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生まれ | 1983年 |
出身地 | 札幌 |
店舗オープン | 2019年3月1日 |
choiでの勤務 | 蒸し料理とお酒の店Choi 店長 |
在籍期間 | 2012年1月~2014年12月 |
若い頃にトータル1年ほどの間、国内外問わず旅をしていて、旅先で居心地の良い店を見つけると、しばらく滞在して毎日のようにそこに入り浸ってました。「自分でもこういう店をやりたい」と思ったことが、この道に入ろうと決めたきっかけです。
地元札幌に戻ってから、いくつかの店で調理の仕事を数年間して、Choiに入ることになったのは兄の紹介です。当時はまだ平岸店の1店舗のみで、新たに「蒸し料理とお酒の店Choi」を立ち上げるというタイミングでした。すぐに店長になれるというので、店をやりたい自分にとっても良い話でした。27歳の時です。
いざ店長として店に立つと、緊張してガチガチでした。今までずっと調理をしていて、接客をしたことがなかったんです。それでも、バイトスタッフも良い人たちに恵まれて、バイトと一緒に作り上げたという感じでした。平岸店の常連さんもわざわざ来てくれたり、いろんな人の支えがあって、やりがいもあって、あの経験がとても今に生きていると感じています。
何よりも勉強になったと思うのは、「自分を出す」ということの大事さです。
もともとあまりしゃべる方ではなく接客は得意とは言えなかったんですが、自分を出していくとお客さんと仲良くなれたんです。カウンター商売はお客さんとの距離も近いのでペースをつかめるようになったのは、大きいです。
自分を出せ、経験を売れ、考えるよりやれ、プラスアルファのサービスをしろ、そんな厳しくも温かい声で常に自分を鼓舞してくれていたのが、Choiの社長です。
Choiで3年ほど店長をした後に、ノースゲートの「お刺身と串焼き ひげ」という居酒屋でも働きました。宴会や新規客も多く、比較的キャパの大きい店だったのでChoiとまた違った経験ができました。炭の扱いや、メニューを考えること、改めて調理の経験をして、現在のフードメニューに生かされています。
Choiを辞めてからも、つかず離れず、社長は連絡をくれました。物件探しで今の場所が見つかった時も、すぐ社長に相談しましたね。
開店を決めてからも、立ち上げまで全面的にサポートしてくれました。スタッフもヘルプに来てくれたりと、本当に助けられました。大袈裟かも知れませんが、Choiとの縁がなかったら自分の店はできてなかったかもしれないです。お店をやりたいと思った時に「35歳までには」と思っていましたが、今、ちょうどその歳になります。しっかりとロードマップを描いていたわけではありません。気付けば叶っていて、縁と運のお陰かなと自分では思っています。
Choiの店に行くこともあるし、Choiのスタッフや当時の常連さんもじゃみんに来てくれます。良い関係が続いているのを実感しています。
とにかくやってみる!
Choiでの店長経験は、独立しなくていいかもと思ってしまうくらい、自分にとって楽しくて、やりがいもあって、良かったです。タメにしかならないです!