DATA | |
---|---|
生まれ | 1991年 |
出身地 | 札幌 |
店舗オープン | 2020年2月23日 |
choiでの勤務 | 立ち食い焼肉Tocchi 店長 |
在籍期間 | 2016年1月~2019年6月 |
大学を卒業した後、営業の仕事をしていました。転職しようかと迷っていた時に友達の紹介で社長に会いました。面接を受けに行ったわけではなく、人生の先輩に話を聞いてもらう感じでした。履歴書も持っていなかったのですが、その日のうちに「まず仕事を辞めておいで」と言われて、「はい」と答えていました。
父がケーキ屋を営んでいるので、自分もいずれ商売がやりたいという漠然としたイメージはありました。ちょっとお酒も出すカフェとかいいかなと思っていたところで、すごくタイミングが良かったと思います。
入社後半年間は、Choiのいろいろな店を回りました。当時はカフェやランチタイム営業をしてる店などもあって、結構大変だったような気がするんですが、短期間でいろんな店を経験できました。
半年経ち「立喰酒場Choi平岸店」の店長になり、買い出しや仕込みなど何から何まで自分でやるので「店ってこういう風にやるんだ」と独立した時のイメージを具体的に持つことができました。なかなか思うように集客できない時期もありましたが、サワーブームや独自の企画などが功を奏して1年経過した頃には歴代売上を超えるレコードを作ることができました。この頃に街中じゃなく地元で店をやるのもいいなと感じ始めていました。
良い勢いを持って、札幌駅すぐという中心部の新しい店舗「立ち食い焼肉Tocchi」に移りました。あまりない立ち食い焼肉というスタイルのためか集客に苦労しました。隣に同時オープンした「ザ・ザンギ酒場Choi」はいつも盛況で、様子が見える分、しんどかったですね。でも、自分がもしザンギの方の店長を任されていたら、平岸店、ザンギと、いい経験ばかりして調子に乗っていたかもしれません。
Tocchiの店長をできたことは自分にとって必要なことだったなと改めて感じます。
そろそろ独立したいと考えていた頃にいろいろな出来事も後押しして、30歳になる前に、実家の2階を改装して「スパイス料理と酒 Knot.」をオープンしました。完全に一人で営業していますが、ChoiでのSNS発信など毎日継続する習慣が今も身についていて、無理なくマイペースにやれています。
僕は好き嫌いがはっきりした性格なので、例えば「自分は嫌いだけどお客さんにはオススメする」っていうことが難しいです。仕事といえど僕はせっかくなら楽しみたいタイプですし、そのためには自分が何を好きか、嫌いか、楽しいか、楽しくないかをハッキリさせることはすごい大事だなと思っています。Choiでは「がんばれ」ではなくて「楽しめ」と言われましたね。好きを伸ばして行ける環境が自分に合っていたし、「こういう生き方でいいんだ」と思えたことは本当に大きかったです。
カレー屋も、扱うお酒の種類も、Choiではやっていなかったことばかり選んでいるように見えますが、「好きなことを楽しんでやろう」というChoiで養われた感覚で選んだ結果こうなりました。
何店舗も作ってきた経験があるので、社長はいろいろな相談に的確に答えてくれます。いい意味でぶっ飛んでいて、常にアンテナを張っているなと思います。ゆるく見えて、芯を捉えているので、自分のマイペースさも見透かされてましたね。それでもペースを合わせて、いろんな経験をさせてくれて、頼りっぱなしで頭があがりません。店を始める時もたくさん質問しました。オープン後も顔を出してくれたり、スタッフも食べに来てくれたり、Choiのお客さんもたまに来てくれたり、ゆるく繋がっている感じがありがたいです。
ちゃんとやりたいことを伝えるとサポートしてくれる会社です。小さいお店をイメージしているなら絶対ためになると思います。自分で店を持つことが正解か今はまだわかりませんが、少しでもやってみたいと思っているなら、そのためにできることをとにかくやった方がいいです。