皆さん、おいしいビール飲んでますか??
お店で飲む時は、専用のビールサーバーから店員さんが丁寧に注いでくれるので、やはり美味しいですよね。
手前味噌ですが、ぼくは、お店の坪当たりのビール消費量が、札幌でナンバーワンになった事があるほどの、ビールの注ぎ手です。
狭いお店なのに、ビールがめちゃくちゃ沢山出ますよねって、酒屋さんに言われたということです。それだけ美味しく注ぐ自信があります。
今日は、そんなビールマスターの僕がお教えする、家で缶ビールを美味しく注ぐ方法です。
是非、実践してみてください!!
まず、グラスを冷やす
まずは、缶ビールと、綺麗に洗ったグラスを、冷蔵庫でしっかり冷やします。
実はこの工程が、結構大事。
洗剤のついたスポンジでしっかりグラスの内側と外側を洗い、水かお湯で流した後、ご家庭の水切りラックや、ふきんの上に逆さまにして、水を切ります。
そしてその後、
ふきんなどで拭かずに
そのまま冷蔵庫へ。
ふきんで拭くと、ふきんの繊維がグラスの内側に付着して、泡持ちが悪くなります。なので、わざと拭かずに、冷蔵庫の中で自然乾燥させます。
美味しくビールを注げるグラスの冷え方になるまで、大体5〜6時間かかるので、翌日の晩酌のために、前日のうちに洗って冷蔵庫に入れておくのがベストでしょう。
写真のように、冷蔵庫から出してきた時に白く曇るぐらいは冷やした方が良いです。
注ぐコツは「フタ」
では、注いでいきまーす。
まずは、グラスの3分の1ぐらいまで勢い良く注ぎ、もこもこの泡をつくります。
この泡が、ビールの炭酸ガスや美味しさをグラスから逃がさないようにする「フタ」の役割をしてくれるので、とても重要です。
缶ビールをプシュっと開けてから、そのまま缶のまま飲むと、この泡の「フタ」がないため、ビールの炭酸ガスや美味しさが、どんどん外に出ていきます。
是非、グラスに注いで「フタ」をして、美味しく飲んでみてください。
ドドド〜っと注いで、
ここら辺まで注いだら、泡が落ち着くまで待ちます。大体10秒くらいです。
そして落ち着いたら、泡が消える前に、
グラスを傾けて、グラスの内側に沿って、ゆっくりとビールを注いでいきます。
炭酸ガスが逃げないように、ゆっくりと。
ベストバランスは7:3!
はい、できあがり。
7:3ぐらいの割合が良いです。
しっかりと、泡がフタをしてくれています。
炭酸ガスと美味しさがビールから逃げないようになっています。これでバッチリ。
そして、飲んでいる途中で注ぎ足すと、ビールを刺激して炭酸ガスが逃げていってしまうので、注ぎ足す時は一杯飲み干してから足すようにしましょう。
それではいただきます
それではせっかく美味しく注げたので、泡が無くなる前に飲んでみましょう。
ぐび〜っと。
ぐびぐび〜。
うん、美味い。
フタの役割となっている、泡の下にあるビールから先に減っていくので正解なんです。これがよくできた泡です。
こんな感じで。
グラスを一杯飲み干す時、最後に泡がなくなります。それでは飲み進めてみましょう。
ぐい〜っと。
この時に最後に泡が口に入ってきます。
はい、ごちそうさまでした。やっぱりグラスにちゃんと注いだビールは美味しいですね。
最後にまとめ
皆さんも是非試してみてください。
1.しっかりグラスを洗い冷蔵庫で自然乾燥6時間
2.グラス3分の1くらいまでしっかり泡を立てる
3.グラスを傾けて沿うようにゆっくり注ぐ
です。
以上、
ご家庭で美味しくビールを注ぐ方法でした!!
おまけ プロが注ぐ「神泡」
サントリープレミアムモルツの「神泡」を認定されている大衆餃子酒場Choiで、ビールを注いでもらいました。
しょうた店長代理。
真剣な眼差しです。
うーむ。
注いでいる段階で美味しそうですね。
完成しました。
これが「神泡」です。
業界一、キメの細かいビールの泡。
この泡でフタをした生ビールは、他のビールとは別格の美味しさが閉じ込められています。
本物の神泡が飲みたい時は、お店へ。
最後までお読み頂きありがとうございました!