第五話となりました。はい。
やるからには必ず儲ける。
といえばかっこいいのですが
儲けないと独立して1年で就職しなければという問題に直面します。
独立を決めた時はダメならサラリーマンやればいいかと思ってましたが
さすがに1年でダメだったとなると精神的ダメージは大きい。
ということで必死です。
お酒のことや料理の事はまったく分からないので
とりあえず、置いといて
立地や人材、資金をもとに
コンセプト作りやターゲットの選定。
ちなみに
広告のお客さんや新規で店をやる方に
ターゲットを聞くと
「30代OL」です。
とかって教えてくれるのですが
残念ながら全然だめです。
ペルソナというマーケティング用語 がありますが
それをやります。
今もやってますが当時の私は
マーケティングをかじった広告屋の
頭でっかちやろうのプランニングでしたけどね。
30代OLというカテゴリーの札を付けた人っていうのは
いないのですよ。もっと複雑で具体的な人物像を想定しないと
発信すべき言葉が決まりません。
この辺の事をふまえて
業態開発や販促をしたい方は私に相談してください。
必ず成功させます。
で、どんな店をやるか具体的に決める段階で
一瞬【おにぎり屋】という迷走があったものの
やせっぽちの
あんた達の握るおにぎりは旨そうじゃ無いという
私の母の一言に納得して辞めます。
おにぎりって一瞬思ったのも
未来創造堂っていう番組でおにぎり名人を見たっていうだけ
なんですけどね。これなら俺でも出来そうだと。
で、最終的には「蒸し料理」に落ち着くのでした。
その理由は
・東京でブームになってる店があるらしいとテレビで見た。
・当時兄が八百屋だった。野菜が安く手に入る。
・もし、店長が風邪をひいても、蒸すだけなら俺でも多分出来る。
・ヘルシーっぽい。
・そして、確実に取材が来る!
ということで、決定。
「蒸し料理の良さをみんなに広げて笑顔になって欲しい。」
みたいなやつはゼロです。
もし今後、蒸し料理で一大チェーンを作る事があれば
後付けでこれは加えます。
<開業当時の話だよ>