当時の私は
家賃は89,000円、
いかんせん、まあ翌月には寝てても
その分は減ります。
他はそんなに贅沢はしてなかったものの
毎月の返済として
車のローン
大学時代の奨学金
あとは普通の人と同じです。
光熱費や携帯代やら保険やら。ということで
20万くらいは減るのです。
広告の仕事は10万円くらいしか計算できません。
無い月もあればもう少しある月もあるのが
1月から8月くらいまでの状況。
で、平岸ゴールデン街の
テナント契約を妻に無断でした私ですが
ここで10万円を妻を利用して稼ごうと
そうすればとりあえず20万円を確保できる
という安易な作戦です。。
その作戦の為にも、まずは店を作らなければなりません。
まず、母に50万円借りました。
店舗を作るためなのか、生活費なのかは不明ですが。
なんの問題もなく、ほいっと貸してくれました。感謝。
知り合いにたまたま大工さんがいました。
「お前が言うなら一日2万の7日間の14万で作ってやる」と。
そんで、電気屋に勤めるお友達がいました。
「じゃあ日曜日に会社の道具でさらっとやるよ。」とお礼に1万円払いました。
そして
その人の会社の上司に、余ってる配電盤なんぞないか聞いてもらい
「あるよ。」ってタダでゲット。
上の3人は学生時代バイトしていたところの
社員だった人達です。
「小笠原くんは北大だよねー将来は何すんの?弁護士?」って聞かれて
「社長です。」と答えていました。へへ、。。
でもバイトの内容は融雪機とかロードヒーティングの施行ですけどね。
さらに
近所の整骨院にある、冷蔵ショーケースが本棚になってたので
980円のカラーボックスと交換をお願いしたらOK。
店の扉も大工さんがくれた。
ガスコンロは某大手のガス器具メーカーの人が横流ししてくれた。
決してお礼に会社なんぞ来ては行けないよっと言われて。
店の廊下に面する大きなガラスは
なぜか請求されなかった。
そんなこんなで
おそらく50万ちょっとくらいで
店が出来たはず。
そのかわり
図面も自分で書いたし
材料も直接買ったし
照明器具や家電とかはネットを駆使して購入
壁塗りも夫婦でやったりとか。
主に大工さんに感謝のスタートでした。
そして店が完成し
開店前日。
キューブガーデンに
スチャダラが来るという奇跡が起きたので
まだまだプロフェッショナルじゃなかった僕ら夫婦は
興奮して、見に行き体力を消耗してのスタート。
続くかも
<シリーズ開業当時の話だよ>